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ブラックバード(''Blackbird'')は、ビートルズの楽曲である。 == 解説 == 本作は、1968年に発表されたジョン・レノン/ポール・マッカートニーのナンバーである。実質上はポール・マッカートニーの単独作品である。アルバム『ザ・ビートルズ』に収録。 ジョンが「レボリューション9」のサウンドエフェクトを作成している間、別のスタジオにてポールが1人でレコーディング、32テイクの中から最後のテイクが採用された。そして、スタジオのサウンド・ライブラリーから取り出した「鳥のさえずり」をオーバーダブして完成。 アコースティックギターでの、スリーフィンガー奏法によるアルペジオと、指弾きによるストロークとの中間的な演奏が聞け、3弦開放音(G音)が通奏的に鳴り続けているのが特徴。スリーフィンガー奏法で演奏されているようにも聞こえるが、実際には親指と人差し指で〔ドノヴァンは「僕がジョンにスリーフィンガー奏法を教えているのをポールが見て、スリーフィンガー奏法の指の動きを部分的に取り入れた」と述べている〕演奏されている。また、「作曲中に、ギターの1弦(一番細く、一番高い音の出る弦)が切れたまま続けられた」との噂もあるが、実際には、(少なくとも最後の和音には)1弦も使用されている。打楽器のような音はメロトロンや足のステップで出している。 歌詞は、女性を「鳥〔日本ではわかりづらいので、単に「ツグミ」と訳されることが多い。(英国では「Blackbird」はツグミ科のクロウタドリという鳥のことを指す。)〕」になぞらえて、「傷ついた翼のまま、夜の闇の中にある光を目指して飛んでゆく」などと描写した内容であり、ポール本人は「黒人女性の人権擁護や解放について歌った内容」と言っている。 ジャズベーシストのジャコ・パストリアスがアルバム『Word of Mouth』やライブで度々カバーしている。また、ジョージ・マーティンによるビートルズのトリビュート盤『イン・マイ・ライフ』(1998年)ではBONNIE PINKがこの曲をカバー、彼女の非公式ベスト盤『Bonnie's Kitchen #2』にも収録されている。 日本のハードロックバンドSHOW-YAもこの曲のカバーをトリビュート・アルバム『抱きしめたい』(1988年)に提供しており、、サビの部分でディストーションを使用したギターリフで曲のイメージを大きく変えている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブラックバード (ビートルズの曲)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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